プレゼンテーションやスピーチ中に声が震えてしまったことはありますか?
多くの日本人が経験する悩みですよね。
緊張して声が震えてしまうと、せっかくの内容が伝わりにくくなり、途中で自信も失ってしまいます。
しかし、安心してください。
声が震えることを心配して夜も眠れず過ごした私も今やある程度堂々とプレゼンすることができるようになってきました。
本日は私が実践してきた声の震えを防ぐための具体的な対策をお伝えします。
次のプレゼンを成功させるために、ぜひ参考にしてみてください。
声が震える原因
まずは、なぜ声が震えてしまうのかという原因を理解しましょう。
これを知ることで、対策が立てやすくなります。思い当たることがあると思います。
心理的要因
声が震える一番の原因は、やはり緊張や不安です。
大勢の前で話すことにプレッシャーを感じると、アドレナリンが分泌され、身体が「戦うか逃げるか」のモードに入ります。
私はあまりにも緊張すると立っているのにクラクラとして平衡感覚が一瞬わからなくなってしまうこともおりました。(もちろん倒れるほどではないですが・・・)
この緊張するという反応が声の震えを引き起こすのです。
生理的要因
緊張すると呼吸が浅くなり、声帯が十分に振動できなくなります。
その結果、声が震えやすくなります。身体が本能的にそのように反応してしまうのでなかなかそれをどうこうしようとしても難しいです。
そしてさらに、ストレスホルモンが分泌されることで、喉の筋肉が緊張し、声の震えに繋がります。
環境要因
大勢の前で話すことや、重要な場面であることも影響します。
全く失敗しても問題ない友人の前でのスピーチはそれほど緊張しないでしょうが、会社の役員たちが出席していて、プレゼンの内容が評価に直結する場面では、さらに緊張が高まります。
それにより上記の心理的・生理的要因の程度が変化してきます。
事前の準備
一番重要なことは事前の準備となります。兎にも角にも準備準備準備。
早ければ早い方がいいです。そうすること心に余裕ができプレゼン中の声の震えを防ぐことができます。
練習
プレゼンの原稿やメモをしっかりと準備しましょう。
ポイントを箇条書きにして、いつでも見直せるようにしておくと安心です。また、何よりも練習が重要です。
プレゼンの原稿を何度も読んで練習し、自分の言葉としてしっかりと覚え込みましょう。リハーサルを重ねることで、自信がつき、緊張を和らげることができます。
見なくても話せるようになるくらい練習できていると当日は少なくとも50%くらいの力は出せるでしょう。
人前で話してみる
自分で練習するだけでなく、家族や友人など親しい人を目の前にして実際プレゼンやスピーチをしてみることで当日を想定することができます。
と言ってなかなかこれを実践する人はいないと思います。
ただ、これを実践した時の効果にみなさん驚くと思います。
自分人ではペラペラ喋れるようになった後に私も家族にプレゼンしてみたのですが、やはり多少上手く話せない部分があったり、それを気付きとしてフィードバックして貰えるので、このプロセスは本当に大事です。
これで本番70%くらいまで持っていけるでしょう。
リラクゼーション技術
瞑想や深呼吸、ストレッチなどのリラクゼーション技術を活用しましょう。
リラクゼーションの方法すら事前に体得しておくことにより本番も同じことをすることで心を落ち着け、緊張を和らげるのに効果的です。
今度幾度もある人前で話すという機会のために、何か一つリラックスできることを考えて常にプレゼンの前に実践することでおまじないとしての効果もります。
プレゼン直前の対策
さあ本番が近づいてきました。やるだけのことはやったでしょう。
全然事前準備ができていない人も焦ること勿れ。プレゼン直前にもできることがいくつかあります。そうです。
おまじないです。
ウォームアップ
声帯を温めるために、簡単な発声練習やストレッチを行いましょう。
「あいうえお」をゆっくりと発声するだけでも効果があります。
最初の10秒さえうまく話せればこちらのものです。
なのでウォームアップはしっかりと行いましょう。
ポジティブな自己暗示
「自分はできる」とポジティブな自己暗示をかけましょう。
自信を持つことで、自然と緊張が和らぎます。
完璧主義などあなたの心の中にあるただの幻想にすぎません。
誰でも失敗するし、うまくいかないことがほとんどの人生、あなたの声が震えたところで宇宙の中のゴミのチリです。
心の中での「大丈夫大丈夫」は逆効果なので、今日から「どうでもいいどうでもいい」に変更してください。
深呼吸
深呼吸は、緊張を和らげるのに非常に効果的です。
ゆっくりと深く息を吸い込み、ゆっくりと吐き出すことで、心と体がリラックスします。
心臓がドキドキしますよね。
深呼吸することがどれほど心を落ち着けるか驚くと思います。
直前は思い切り吸って思い切り吐いてそれを何回も繰り返しましょう。これが最後の手です。
プレゼン中の対策
プレゼン中も、声の震えを防ぐためのテクニックがあります。
ペースを保つ
話すスピードを調整し、落ち着いたトーンで話すように心がけましょう。
意識するのは最初の10秒だけでいいです。
早口になりがちな人は、その10秒だけ意識的にゆっくりと話すことで、声の震えを抑えられます。
ここでペースを掴めば勝ったようなものです。
アイコンタクト
聴衆とアイコンタクトを取ることで、自然とリラックスできます。
意識的に中の良い同僚もしくはウンウン頷いている人をみるようにしましょう。
役員の方は一瞥もする必要はありません。人々の反応を見ることで、安心感が得られます。
姿勢とジェスチャー
良い姿勢を保ち、手のジェスチャーを使って自信を持って話しましょう。
姿勢を正すことで、呼吸が楽になり、声も安定します。身体を意識することで思っているよりも心が落ち着いてきます。
ここらまで意識できる余裕ができたら役員の方を見ても大丈夫です。
短い休憩
言葉に詰まったときは、無理に続けずに短い休憩を取りましょう。
頭が真っ白になっても落ち着いて。
あなたの言葉が10秒止まったくらいでは何も起きず、地球はまだまだ回っています。
一息ついて落ち着きを取り戻すことで、再びスムーズに話せるようになります。
アフターケア
プレゼンが終わった後も、次回に向けた準備が重要です。
振り返り
プレゼンテーションの後に自己評価を行い、良かった点や改善点を見つけましょう。
これにより、次回に活かすことができます。
できれば自分のプレゼンは録音しておくようにして後で聞き直してみましょう。
以外にも上手くできているということがわかります。
ただの心配性でしたね。おめでとう!
フィードバック
他人からのフィードバックを積極的に受け入れ、改善点を取り入れることで、次回のプレゼンがさらに良くなります。
仲良い同僚にはプレゼンの後の改善点として3点フィードバックして欲しいと事前にいうことで本番は真剣に聞いてくれます。
その本音が本当の改善につながります。
継続的な練習
プレゼンのスキルを向上させるために、改善点を理解し継続的な練習を続けましょう。
練習を重ねることで、自信がつき、自然と声の震えも減っていきます。場数を踏むことで気づいた声の震えなど気にしてない自分がいると思います。
機会があれば積極的に人前ではなくようにしましょう。
逃げてばかりいるといつまでも改善できません。ホッとするのではなく、次のプレゼンのスケジュールを入れて緊張し始めましょう。
ずっと緊張してればそれが平常です。
まとめ
声の震えは、多くの人が経験するものですが、適切な対策を取ることで防ぐことができます。
事前の準備からプレゼン中の対策、アフターケアまで、一つ一つ実践していくことで、自信を持ってプレゼンに臨めるようになります。
ぜひ、これらの方法を試してみてください。
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