「自分の話し方、大丈夫かな?」
そう思ったことはありますか?
意外と気づいていないかもしれませんが、話し方ひとつで「頭が良さそう」と思われるか、「ちょっと頼りないな」と思われるかが決まります。
実際、言ってること自体は正しくても、話し方のせいで説得力がなくなったり、軽く見られたりすることって結構あるんですよね。
例えば、会議で発言してもスルーされるのに、同じ内容を別の人が言ったら「それ、いいね!」ってなることありませんか? それ、話し方のせいかもしれません。
今日は、無意識にやってしまいがちな「アホっぽく聞こえる話し方」と、その改善策についてお話しします。
話がフワッとしていて結論が見えない
「で、結局何が言いたいの?」
こんなツッコミを入れられたことがある人は要注意。
話に論理性がなく、ダラダラしてしまうと、聞き手は途中で飽きてしまいます。
ありがちなパターン
• 「昨日の会議、まあまあ良かったよね。あの案件どうなるんだろう?進むのかな?どうなんだろうね。」
• 「新しいプロジェクト、なんかおもしろそうだけど、大変そうでもあるし、まあやってみる価値はあるかも?」
何が言いたいのかがフワッとしていて、結局どういう意見なのかが分からない。これでは、賢そうには見えません。
改善策:「結論→理由→具体例」の順で話す
• 「昨日の会議ではA案が支持されていたから、次のステップとしては詳細を詰める段階だね。」
• 「新しいプロジェクト、課題はあるけど、市場ニーズがあるから進めるべきだと思う。」
このように、結論を先に言うだけで一気に知的に聞こえます。
「えー」「あのー」「なんか」を多用しすぎる
「あのー…」「えっと…」「なんか…」
こういう口癖、無意識に使っていませんか?
もちろん多少なら問題ないのですが、あまりに多すぎると、相手が話の内容よりもフィラー(無駄な言葉)が気になってしまいます。
ありがちなパターン
• 「えーっと、なんか、その、新しいシステムって、あの、どういう感じで使うんでしたっけ?」
• 「あのー、昨日の資料、えー、見ました?なんか、そのー、ちょっと、どうかなーって思って…」
これだと、聞き手は「結局何を言いたいの?」と集中できません。
改善策:沈黙を恐れずに話す
フィラーを減らすには、「一旦黙る」ことを意識すると効果的。例えば…
• 「新しいシステムは、どのように使うんでしたっけ?」
• 「昨日の資料を見ましたが、少し改善した方がいいと思います。」
一呼吸おいてから話すだけで、落ち着いた印象になります。
声や抑揚が極端すぎる
話のトーンや抑揚が適切でないと、内容が伝わりにくくなります。
ありがちなパターン
• ハイテンションすぎる:「えっ!マジですか!?それ、超ウケる!!」
→ 軽薄に聞こえてしまう
• 単調すぎる:「昨日の会議では〇〇が話されていました…それで…次の…進捗は…」
→ 退屈で眠くなる
• 声が小さく、語尾が曖昧:「えっと…これでいいのかなぁ…まぁ…たぶん…」
→ 自信なさそうに見える
改善策:適度な抑揚と声の大きさを意識する
• 大事な部分では少し声を大きくする
• 語尾をはっきり言う
• 相手の反応を見ながら話す
ちょっとした工夫で、伝わり方が大きく変わります。
相手が何を求めているかを考えずに話している
「この人、自分の話ばっかりしてるな…」
そう思われてしまう話し方も、知的には聞こえません。
ありがちなパターン
• 相手が「この商品の特徴を教えて」と聞いているのに、「私、これ好きなんですよ〜!すごく良くて!」と感想ばかり話す
• 会議で結論を求められているのに、延々と経緯を説明する
改善策:「相手の立場ならどう思うか?」を意識する
• 「この商品の特徴は〇〇です。特に△△な点が優れています。」
• 「結論としては〇〇です。その理由は…」
相手が求めている情報を優先すると、伝わりやすくなります。
専門用語を無駄に使いすぎる
難しい言葉を使えば賢そうに見えると思っていませんか? 実は逆効果。
ありがちなパターン
• 「このKPIを達成するためには、アジャイルのフレームワークを活用して、スプリントを回していくのが重要ですね。」
• 「この製品には、ポリフェノールとフラボノイドが豊富に含まれていて…」
聞いている方は「???」となります。
改善策:「中学生でも分かる表現」に言い換える
• 「目標達成のために、短期間で区切りながら進めていきます。」
• 「この成分には、体に良い抗酸化作用があります。」
シンプルな言葉の方が、伝わるし知的に聞こえます。
目線やジェスチャーが落ち着かない
話しているとき、目が泳いでいたり、無駄に手を動かしすぎたりしていませんか?
ありがちなパターン
• 目を合わせず、キョロキョロしてしまう
• 手を動かしすぎて落ち着きがない
• 逆に全く動かず、ロボットみたいに話す
改善策:落ち着いた動作を意識する
• 相手の目を見る(じっと見すぎなくてもOK)
• 適度に手を使って話す
話し方だけでなく、見た目の印象も大事です。
まとめ:話し方を変えるだけで印象は劇的に変わる
「話し方なんて気にしたことなかった!」という人も、ちょっとした工夫で大きく変わります。
• 結論から話す
• 無駄な言葉を減らす
• 相手目線で話す
この3つを意識するだけで、知的で説得力のある話し方になります。
ぜひ、今日から試してみてください!
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